家は「測る」時代へ!温度・湿度・CO2と向き合う工務店で在りたい 暮らし

家は「測る」時代へ!温度・湿度・CO2と向き合う工務店で在りたい

こんばんは!

 

佐々木 佳範 (ささき よしのり) です!

今日は少し、これからの工務店のあり方について、僕が本気で考えていることを書いてみます。

建築士は、病気を治せない

当たり前のことを言います。

僕たち建築士は、病気になった人を治すことはできません。それはお医者さんの仕事です。

でも、病気になる前に、お医者さんに行く前に、対策をすること。これは、僕たち建築士にできることです。

ヒートショック、結露から生まれるカビとぜんそく、乾燥しすぎた空気とウイルス、換気不足の部屋でぼんやりする頭。実はこれらの多くは、「家」が原因で起きています。

つまり、家を変えれば防げるということです。

薬を出すことはできないけれど、そもそも薬が要らない環境をつくる。医療が「治す」仕事なら、家づくりは「ならないようにする」仕事。

僕はそう思っています。

「高性能です」だけでは、もう足りない

高気密・高断熱の家。うちも、ずっとこだわってつくってきました。

でも最近、思うんです。「性能のいい家を建てました。以上」では、片手落ちなんじゃないかと。

なぜなら、住まいの快適さや健康は、目に見えないからです。

  • 温度
  • 湿度
  • 二酸化炭素(CO2)濃度

この3つは、どれも人の体調にじわじわ効いてくるのに、どれも目には見えません。

「なんとなく寝苦しい」「朝、喉が痛い」「リビングにいると頭がぼーっとする」。その”なんとなく”の正体は、たいてい数字の中にあります。

だからこれからの工務店は、しっかりと温度や湿度、そしてCO2濃度を確認しながら家づくりをすることが大事になる。僕はそう考えています。

だから、測ります

今までも計測してきましたが、ここまで揃えたのは初めてです!

 

「見えないなら、見えるようにすればいい」

というわけで、我が家やお引き渡しした住まいで、SwitchBotのセンサーを使って、温度・湿度・CO2濃度を実際に測っていこうと思っています。

大げさな計測器じゃなくていいんです。手のひらサイズのセンサーを置くだけで、スマホでいつでも数字が見える。今はそういう時代です。

たとえば――

  • 冬の朝、寝室と脱衣所の温度差はどれくらいか
  • 梅雨どき、エアコンだけで湿度は本当に下がっているのか
  • 家族が集まる夜のリビングで、CO2濃度はどこまで上がるのか

こういうことを、感覚ではなく数字で確かめる。そして、その数字を設計にフィードバックしていく。

「この間取りなら、この換気計画なら、冬の朝でも寝室は18℃を切らない」。そう、実測をもとに語れる工務店でありたいんです。

数字は、家族を守る”体温計”

体調が悪いとき、まず体温を測りますよね。

家も同じだと思います。温度・湿度・CO2は、いわば住まいの体温計。数字を見る習慣があれば、不調のサインに早く気づけるし、悪くなる前に手が打てます。

  • 冬は室温18℃以上を保つ(特に寝室・脱衣所・トイレ)理想は20℃以上!
  • 湿度は年間を通じて40〜60%あたりをキープ
  • CO2濃度は1000ppmを目安に、上がりすぎたら換気を見直す

難しい話ではありません。でも、これを「ちゃんとやれている家」は、実はまだ多くない。だからこそ、つくり手である僕たちが、測って、確かめて、お伝えしていく意味があると思うのです。

家づくりは、家族の健康づくり

家は、人生でいちばん長い時間を過ごす場所です。

だとしたら、家の空気の質は、そのまま家族の健康の質につながっている。

僕たちは医者にはなれないけれど、「医者にかかる回数の少ない暮らし」を設計することはできる。それが、これからの工務店の役割のひとつだと、僕は本気で思っています。

これから、実際に測った数字や気づきも、このブログで少しずつ共有していきます。

「うちの寝室、冬の朝は何℃なんだろう?」

そう気になった方は、まずはご自宅に温湿度計をひとつ置いてみてください。

家づくりは、そこから始まっているのかもしれません。

 

ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

次回のブログもお楽しみに!

 

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