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こんにちは。愛媛の工務店「ささき建設」の佐々木佳範です。
1泊2日で東京へ出張してきました。いちばんの目的は、NOT A HOTEL(ノット・ア・ホテル)さんのAIセミナーに参加することです。朝いちばんで愛媛を出て、昼前に東京に着き、セミナーの前にはショールームや展示もまわってきました。
この記事でわかること

今日は、この出張で感じた「AIの格差は、建築業界でもこれから大きく広がる」というお話をします。
セミナーの前に、家づくりに役立つ場所をいくつか見てきました。
方丈記を書いた鴨長明も、災害の多い時代に、地位を失ってどん底を味わい、そこから自分の力ではい上がった人です。昔も今も、人が悩みながら生きているのは同じなんだなと感じました。
セミナーでは、NOT A HOTELの社員さん3名がお話しされていました。私より10歳ぐらい若い方もいて、本当にすごいなと思いました。
具体的な中身は「ここだけの話」とのことだったので書けませんが、今までこういう仕事のやり方だったのが、AIでいまはこう変わったということを、驚くほど具体的に教えてくださいました。自分の考え方とすり合わせができた、とてもいい時間でした。
AIを使うことで、今まで10時間かかっていた仕事が2時間で終わるとしたら、8時間をほかのことに使えます。
それは仕事でなくてもいい。息子や家族との時間、自分の両親との時間にも使えます。時間の考え方も、働き方も、大きく変わってきていると感じます。

5年前、10年前、20年前と比べても、世の中はどんどん便利になってきました。でも今は「ここまで変化が起こるのか」と思うほどのスピードです。地元で長く工務店を続けていくためにも、時代の変化についていく、むしろ早く行ける側になることが大切だと思っています。
私はこの放送でもよく「好奇心が大事」とお話ししていますが、NOT A HOTELの社員さんも、好奇心のことを強くおっしゃっていたのが印象的でした。
私は建築をメインにしながら、動画やロゴなどのクリエイティブにも取り組んでいます。地元・新居浜の「カフェ・ラ・ミル」の建物を設計した、サポーズデザインオフィスの谷尻誠さんや吉田愛さんのように、建物だけでなくブランディングまで手がけられるようになりたいからです。
なりたいと思うから、それをやっている人に会いに行く。CADやソフトも、「できんやろ」と思わずに、まずやってみる。その考え方がこれからますます大事になると思います。
AIは、これから何でも作れるようになっていくと思います。それでも、職人さんでなければできないことは人の手が必要です。
そして職人さんも、人なんですよね。「あいつのためやったら、なんとか頑張って間に合わせたろか」と言ってくれる職人さんがいてくれる。それは、自分が本気で、熱量を持って生きていないと生まれない関係だと思います。

うまくいかなかったときを振り返ると、自分に問題があったことも多かったと思います。だからこそ、人とのつながりは、AI時代だからこそ大事にしたいです。
最後に少し、私自身の話をさせてください。
NOT A HOTELさんのことは、2〜3年前からずっと気になっていました。きっかけは、広島で聞いた、谷尻誠さんとNOT A HOTEL創業者の濵渦(はまうず)さんのトークセッションです。濵渦さんのお話は言葉にできないほど刺激的で、「もっとこの人に近づきたい」と思いました。
そこで見つけたのが、GOの三浦崇宏さんが手がける「THE CREATIVE ACADEMY」の超実践コース。濵渦さんの考え方を直接学べると知り、東京へ10回以上通いました。毎回課題を提出するのですが、最初のころは名前も呼ばれず、「もう出すのをやめようかな」と思ったこともあります。それでも「出し続けること」だけは自分との約束にしていました。
最後のほうの回で、濵渦さんの課題が出ました。「NOT A HOTEL」の「HOTEL」の部分を別の言葉に変えて、世の中を変えるような提案をする、というものです。
私が出したのは「NOT A WEDDING(誓わない結婚式)」。適当に結婚しようという話ではなく、多様性の時代、いろいろな考え方があっていいよね、という提案です。プレゼン資料は、当時出たばかりのAIツール「Gamma」で23枚にまとめ、最後は「誓わなくても、愛は無限大」で締めくくりました。
その回、私は都合が合わず会場に行けなかったのですが、なんと1位をいただきました。濵渦さんから「概念から書いてくれるコピーで、すごく良かった」とコメントをいただいたそうです。いちばん話を聞きたかった方の回に行けなかったのは今でも心残りですが、アーカイブで見て、本当にうれしかったです。
今回のセミナーで濵渦さんにお会いできるかなと思いましたが、いらっしゃいませんでした。いつかまたお会いできるように、力をつけて、毎日コツコツ行動していきます。
Q. 工務店の仕事でもAIは使えますか?
A. 使えます。資料づくりや情報整理などAIに任せられる作業は多く、時間が生まれた分を、お客様との打ち合わせや現場、家族との時間に使えます。ささき建設でも少しずつ取り入れています。
Q. AIが進むと職人さんの仕事はなくなりますか?
A. AIは図や文章などを作れるようになっても、現場で家をつくるのは職人さんの手です。信頼関係のある職人さんとのつながりは、AI時代だからこそ大切になると考えています。
Q. AIを使い始めるには何から始めればいいですか?
A. 「できない」と思わずに、まず身近な作業で試してみることです。好奇心を持って触ってみることが、いちばんの近道だと思います。

来週からは解体工事も始まり、現場が動き出します。「段取り八分」で頑張ります。AIも活用した家づくり・リフォームについて、お気軽にご相談ください。