断水したらトイレはどうする?防災フェアで「45Lゴミ袋+凝固剤」を体験|防災士で建築士の工務店社長が学んだこと ブログ

断水したらトイレはどうする?防災フェアで「45Lゴミ袋+凝固剤」を体験|防災士で建築士の工務店社長が学んだこと

こんにちは。愛媛の工務店「ささき建設」の佐々木佳範です。

11月3日の祝日、イオンモール新居浜で開かれていた「えひめ防災フェア」に行ってきました。目的は、災害時のトイレについて学ぶことです。

この記事でわかること

  • 断水したときの自宅トイレの使い方(45Lゴミ袋+凝固剤・会場写真つき)
  • 家族のトイレを「1回ごとに処理」したほうがいい理由
  • 4人家族・1週間分で必要なトイレの回数の目安
断水したらトイレはどうする?45Lゴミ袋+凝固剤を体験
えひめ防災フェアののぼり(イオンモール新居浜)

会場には「いつか来る災害にみんなで備えよう!」ののぼりが立ち、クリスマスツリーの横で、いろいろなブースが出ていました。

えひめ防災フェアの会場でみきゃんと記念撮影

愛媛県のイメージキャラクター「みきゃん」もいて、息子も一緒に記念撮影させてもらいました。

今日は、会場で体験した「断水したときの自宅トイレの使い方」と、防災士で建築士の私がそこから考えたことをお話しします。

なぜ「トイレ」を学びに行ったのか

普段、休日のイオンは人が多いのであまり行かないのですが、防災のイベントがあると聞いて、ぜひ行きたいと思いました。

きっかけは、能登半島地震のあとに訪れた石川県輪島市での経験です。水が流れないトイレがどうなるのかを目の当たりにして、「災害のとき、トイレは本当に大変なことになる」と強く感じました。

私も防災士として、Amazonやホームセンターで防災グッズをそろえていますが、全部を持っているわけではありません。それに、講習を受けただけ、資格を持っているだけでは意味がありません。実際にどう使うのか、ほかの防災士の方がどう教えているのかを、自分の目で見ておきたかったのです。

体験したこと:断水時の自宅トイレの使い方

会場で説明されていたのは、断水して自宅のトイレの水が流れなくなったときの対処法でした。手順はとてもシンプルです。

  • 便器に45リットルくらいのゴミ袋をかぶせる
  • 用を足す(体験では、おしっこに見立てた青い水を約500ml使用)
  • 凝固剤(粉末状のもの)をかける
  • しばらくすると、固まる
断水時の非常用トイレ 便器にゴミ袋をかぶせた実演

実際に袋をかぶせると、こんな感じです。便座ごと袋で覆う形になります。凝固剤の粉をかけると、少し時間がたったら本当に固くなりました。話で聞くのと、目の前で見るのとでは、やはり安心感が違います。

非常用トイレの説明 トイレットペーパーを使った実演

トイレまわりの道具も、実物を手に取りながら説明してくださいました。

断水時のトイレの使い方 45Lゴミ袋をかぶせて凝固剤で固める4ステップ

「まとめて処理」はタイミング次第

説明の中で印象に残ったのが、こんなお話です。

家族のトイレのタイミングが重なるなら、同じ袋をまとめて凝固剤で処理できるかもしれません。でも、時間をおいてしまうと、菌やウイルスなどが心配なので、ためておくのはやめましょう、とのことでした。

我が家も、私、妻、3歳の息子の3人。タイミングがぴったり合うとは限りません。1回ごとに処理する前提で、凝固剤や袋の数を考えておくことが大切だと感じました。

ちなみに前回の放送では、1人1日5回 × 4人 × 7日 = 140回分というトイレの備蓄量を計算しました。袋も凝固剤も、思っている以上の量が必要になります。

家族のトイレは1回ごとに処理が基本 4人家族7日分で140回分

「できるやろ」の感覚が大事

簡単な話ではありますが、どんなものを使うのか、どうやって使うのかを、一度でも見て知っておくこと。いざというときに「自分にもできるやろ」と思える感覚が、これからの時代はとても大事だと思います。

建築士としては、お客さんに「これだけの備蓄がいりますよ」「それならこれくらいの収納スペースを確保しておくといいですね」と、防災の観点から家づくりのご提案ができるようになりたいと考えています。

私自身のこと:防災士の先輩たちとつながる

会場には「日本防災士会 愛媛県支部」のブースもあり、ロープワークの展示がありました。もやい結び、巻き結び、自在結びなど、いざというときに役立つ結び方がずらりと並んでいます。

日本防災士会 愛媛県支部のロープワーク展示
ロープワークの結び方の見本(もやい結び・巻き結びなど)

防災士会の方々ともお話しでき、「イベントがあるときは声をかけますね」とLINEを交換させていただきました。年齢を重ねても元気な方ばかりで、学ぶことは山ほどあります。これからもできるだけイベントに顔を出して、建築士として、耐震や改修の面から力になれることがあればうれしいです。

この日のこと:柿狩りと、ぼーっとする時間

この日は防災フェアの前に、四国中央市で工事中のリノベーション現場を確認しました。お庭に柿の木があり、「息子にもこういう体験をさせたいので、連れてきてもいいですか」とお願いしたところ、「かまんよ、かまんよ」と快く言ってくださり、妻と3歳の息子と一緒に、30〜50個ほど柿を採らせていただきました。その夜さっそくいただきました。本当にありがとうございました。

工事中の現場を見せると、息子はいろんなものに興味を持ちます。パパの真似をしたり、よく見ているなあと、親としての気づきもありました。

そのあとは山を越えて新居浜へ。大島が見える浜辺は私の好きな景色です。AIを使って仕事をしていると、時間がいくらあっても足りず、肩も目も疲れて、時間に追われる感覚になりがちです。だからこそ、海や自然の中でぼーっとする時間を大事にしたいと思っています。子どもの頃に遠足で行った滝の宮公園では、息子が投げたゴムボールを私が打って遊びました。

よくある質問

Q. 断水したら、自宅のトイレはどうやって使えばいいですか?
A. 便器に45Lくらいのゴミ袋をかぶせ、用を足したら凝固剤(粉末状のもの)をかけて固めます。固まったら袋をしばって保管し、自治体の指示に従って処分します。

Q. 家族のぶんをまとめて処理してもいいですか?
A. タイミングが重なるときはまとめて処理できる場合もありますが、時間をおくと菌やウイルスが心配です。基本は1回ごとに凝固剤をかけて処理しましょう。

Q. 災害用トイレはどれくらい備えればいいですか?
A. 1人1日5回で計算すると、4人家族・7日分で約140回分です。袋と凝固剤はセットで、思っている以上の量を用意しておくと安心です。

まとめ

  • イオンモール新居浜の「えひめ防災フェア」で、断水時のトイレの使い方を体験した(日本防災士会 愛媛県支部のロープワーク展示も)
  • 便器に45Lのゴミ袋をかぶせ、用を足したら凝固剤をかけて固める
  • 家族でまとめて処理できるのはタイミングが合うときだけ。時間をおくと菌やウイルスが心配なので、基本は1回ごとに処理
  • 1回ごとに使う前提で、袋と凝固剤の数を考えておく(4人家族・7日分なら約140回分)
  • 一度でも見て知っておくことで、「できるやろ」と思える。その感覚が大事

災害への備えや、備蓄スペースを考えた家づくり・リフォームについて、お気軽にご相談ください。

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