ぶっちゃけ家族経営ってどうなの?親子で工務店を続ける二代目社長の本音|愛媛の工務店 ブログ

ぶっちゃけ家族経営ってどうなの?親子で工務店を続ける二代目社長の本音|愛媛の工務店

こんにちは。愛媛の工務店「ささき建設」の佐々木佳範です。

今日は、いつもの家づくりのお役立ち情報とは少し違うお話です。「親子で工務店をやるのって、ぶっちゃけどうなの?」というテーマで、ささき建設がどんな会社なのか、父と息子の関係はどうなのかを、正直にお話しします。

この記事でわかること

  • 親子で工務店を続ける二代目社長が、家族経営で感じている本音
  • 建築の道を選んだきっかけと、独立後の父の苦労
  • ぶつかっても「いい選択だった」と思える理由
ぶっちゃけ家族経営ってどうなの?二代目工務店社長の本音

私は今37歳。会長である父は75歳です。年齢も離れているので、ギャップは当然あります。話すかどうか迷いましたが、気になっている方もいるかなと思い、勇気を出して書いてみます。

親子で工務店をやるいいところと大変なところ

結論:もめるし、ぶつかる。でも後悔はしていません

先に結論からお伝えすると、親子で働くと、もめるし、ぶつかります。

でもその分、泣いたことも、怒ったこともある、喜怒哀楽がたくさん詰まった十数年でした。振り返ってみると、これだけ父や母と一緒にいる時間が長かったのは、後悔しないぐらい、いい選択だったと思っています。

建築の道を選んだのは、父の背中を見てきたから

私が建築の仕事をしようと思ったのは、父の背中を見てきたからです。

父から聞いた話では、高校を卒業して一度は会社勤めをしたあと、人生を考えるきっかけがあって「何か形に残るものをつくりたい」と思い、牛乳配達をしながら夜間の建築の学校に通ったそうです。その後、大阪の建設会社で地下鉄や学校のプールの工事に携わり、地元に戻ってからは地場の建設会社で、新居浜の学校などを現場所長として建てていました。

学生のころ、車で一緒に出かけると、父がよく「これ、俺が建てたんぞ」と言っていたのを覚えています。「人の手でこんな大きなものがつくれるんだ」「父がこれを建てたんだ、すごいな」。小さいころから、そんな気持ちが自然と積み重なっていました。

保育園のころのケーブルテレビの「将来の夢」でも、「お父さんの後を継ぐ」と言っていたらしいです。

独立してからの父の苦労

父は昔から独立を考えていて、実際に独立しました。口だけの人が多いなかで、言ったことを行動に移すところは、今でもすごいと思っています。

ただ、学校を建てていたからといって、すぐに仕事が取れるわけではありません。独立してから長いあいだ、建築の仕事がほとんどない時期が続いたそうです。現場所長のころはお中元やお歳暮が届き、まわりもよくしてくれた。でも独立したとたん、まわりの態度が変わった。建築だけでは暮らしていけず、土木の仕事で泥まみれになりながら家族を支えてくれました。

75歳になった今でも、車の中でその頃の話をすることがあります。よっぽど悔しかったんだろうなと思います。

一方で、ピークのころは父が一人で年間30棟前後を受注していた、という話も聞いています(本人談です)。「この金額でこれを建てたの?」と驚くような家づくりもしていて、すごいなと思うところがたくさんあります。

父から子へつながる家づくりの歩み

私自身のこと:家業に戻って、ぶつかった日々

私は高校卒業後、京都の大学で建築を学んで建築士を取り、松山の建設会社に就職して現場監督として働きました。そこでお世話になった支店長には、今も頭が上がりません。その方にも相談して、家業を継ぐために地元へ戻り、専務として働き始めました。

戻ってすぐのころは、やり方や考え方の違いで父とぶつかることが本当に多く、正直、めちゃくちゃしんどい時期もありました。今思えば、父からすると、自分のやってきたことを全部否定されているように感じたと思います。当時の私は、普通に言っても聞いてもらえないと、強い言い方をしてしまうこともありました。まだまだ未熟だったなと思います。

それでも、会社を良くするためには変わっていかないといけない。だったら、ケンカになっても逃げずに話し合う。それをずっと大事にしてきました。

出張やセミナーで学んだことを会社に落とし込もうとすると、今でもぶつかることはあります。でも、その勉強に「受けろ、受けろ」と背中を押してくれるのも、会長である父なんです。

親子で働くと、一緒にいる時間が「普通の親子の3〜4回分」

父と子が一緒に過ごす時間って、普通は子どもが小さいうちの数年ぐらいだと思います。

でも、一緒に後を継いで、親子で一緒に働いていると、普通の親子の3回分、4回分ぐらい、一緒にいる時間が長いのかなと感じます。ぶつかることも多いぶん、思い出もたくさんあります。

出張で学び続けられるのは、妻と父のおかげ

私が今、県外の講習や勉強会に出張で行かせてもらえるのは、妻と父のおかげです。二人がいなかったら、そんなことはできません。本当に感謝しています。

父は昔、土木の仕事をしていたつながりで、基礎工事を手伝ってくれる職人さんを連れてきてくれたりもしています。父なりに「人の力があるから、自分も学び続けられる」と感じてくれているのかなと、息子としては思っています。

本気で生きているから、ぶつかる

親子の家族経営は、夫婦でもそうですが、ケンカがゼロになることはないと思います。でもそれは、本気で生きているからこそぶつかるんだと思います。

夫婦でも、会社でも、コミュニケーションは絶対に大事です。「この会社はこの旗に向かって進む」と決めたら、なぜそうするのか、そうしないとお客さんにどんなことが起きる可能性があるのかを、熱量を込めて伝える。信念を持ってやっていけるリーダーでありたいと思っています。

3歳7カ月の息子が大きくなったとき、こういう音声や記事を見て「パパにもこんな時があったんや」と話せたらいいな、と勝手に思っています。

よくある質問

Q. 家族経営の工務店に家づくりを頼むメリットは?
A. ささき建設では、決裁権のある社長と直接お話しできるので、資金計画から設計・施工まで一貫して相談できます。

Q. 親子で考え方が違うと、家づくりに影響はありませんか?
A. ぶつかることはありますが、逃げずに話し合って会社としての方針を決めています。お客様へのご提案は、学び続けている最新の知識をもとに行っています。

Q. 新築以外の相談もできますか?
A. はい。性能向上リノベーションや実家のこと、相続や空き家のご相談もお気軽にどうぞ。

まとめ

  • 親子で工務店をやると、もめるし、ぶつかる
  • その分、喜怒哀楽がたくさん詰まった十数年。後悔しないぐらい、いい選択だった
  • 建築の道に進んだのは、学校を建てる現場所長だった父の背中を見てきたから
  • 親子で働くと、一緒にいる時間は普通の親子の3〜4回分
  • 学び続けられるのは、支えてくれる妻と父のおかげ
  • ケンカがゼロにならないのは、本気で生きているから。だからこそ話し合いを大事にしています

ささき建設は、決裁権のある社長と直接家づくりのお話ができる、家族で営む工務店です。新築もリノベーションも、相続や実家のことも、お気軽にご相談ください。

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