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こんにちは。愛媛の工務店「ささき建設」の佐々木佳範です。
昨日は名古屋に出張しているお話をしましたが、今日はその中身のご報告です。「アイワン工法」という耐震補強の講習を受けてきました。
この記事でわかること

愛媛ではほとんど見る機会がない工法だと思います。建築士でも知っている人が少ない、ちょっとマニアックな話ですが、学んだことは話したほうが自分の中にも残るので、アウトプットさせてください。
ひと言でいうと、アイワン工法は、
木造住宅向けの耐震補強です。
名古屋工業大学と共同で開発された工法で、愛知県内の3つの国立大学(名古屋大学・名古屋工業大学・豊橋技術科学大学)や県・建築関係団体でつくる協議会が、低コストの耐震改修工法の一つとして評価しています。

1995年の阪神・淡路大震災では、木造住宅の倒壊が大きな被害につながりました。その原因として、
といった点が指摘されています。
名古屋は南海トラフ地震の影響を受けやすい地域。愛媛も同じです。いつ起きてもおかしくない地震に備えて、安く・早く・暮らしを止めずにできる補強方法が求められています。
さらに、窓をつぶさずに施工できるのも大きなポイントです。

ブレースは斜めに取り付けるので、
建物ごとに「使える場所・使えない場所」の見極めが大事です。
講習は6〜7人ほどの少人数で、大分や静岡など全国から工務店の方が集まっていました。隣に座った方は、一般のお客さんから「こういう工法があるみたいですけど」と聞かれたそうです。勉強されているお客さんが増えているんだなと感じました。
講習では、施工の細かいポイントも教わりました。
開発した鉄工所の方も来られていて、「いろんな大学に持ち込んでも見向きもされなかったけど、名古屋工業大学の井戸田先生だけは興味を持ってくれた」という裏話も聞けました。
今回いちばん感じたのは、こういう工法があると知っているかどうかで、提案の幅が変わるということです。
「この家はもう無理やな」と諦めてしまうところを、「こういう方法もあるけん、一回確認してみようか」と気づけるかどうか。それが、お客さんの家と暮らしを守ることにつながると思っています。
新しい方法は、食わず嫌いせずにまず学ぶ。リスクが大きいことは無理にやらないけれど、知らないだけでチャンスを逃すのはもったいない。誰かが言っていることもちゃんと疑いながら、自分の頭で考えて決めていきたいと思います。
Q. 住みながら耐震補強はできますか?
A. アイワン工法のように家の外側から補強する方法なら、室内の工事をせずに住みながら工事できる場合があります。建物の状態で使える工法が変わるので、まずは耐震診断で家の状態を確認するのがおすすめです。
Q. アイワン工法はどんな家でも使えますか?
A. いいえ。掃き出し窓や出窓・雨戸がある所、梁が細い所、基礎のひび割れがひどい所などは向かないことがあります。現地で取り付けられる場所を確認してから計画します。
Q. 耐震補強の相談はどうすればいいですか?
A. ささき建設では耐震診断や耐震補強のご相談をお受けしています。工事中の暮らし方が心配な方も、お気軽にご相談ください。
「住みながら耐震補強できる?」「うちの家はどうだろう?」という方は、お気軽にご相談ください。