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こんにちは。愛媛の工務店「ささき建設」の佐々木佳範です。
先日、「家づくりでは、断熱性能よりも日射取得(冬の日差しを取り込むこと)を優先した方がいいんですか?」というご質問をいただきました。今日はその質問にお答えします。
この記事でわかること

日射取得も大事だと、私はいつもお話ししています。それでも、答えは「まず断熱性を優先してください」です。
昔の家でも、「冬は南の窓から暖かい日差しが入って快適だよ」という方はいらっしゃると思います。確かに、日が当たっている間は暖かく感じます。
ところが、断熱性能が低い家では、せっかく入ってきた日射の熱を家の中にため込むことができません。日が沈むと、熱はどんどん外へ逃げていきます。
特に弱点になるのが窓です。「まず窓」と言われるくらい、日本の窓は長い間、性能が低いままでした。熱を伝えやすいアルミの窓がよく使われてきたのも、その一つです。

実は、私が会社に戻ってきた十数年前から使っている会社の建物は、会長が設計したもので、窓が全部アルミなんです。だから、冬はめちゃくちゃ寒いのがよく分かります。
窓の数が多いので、全部に内窓をつけるとなると大がかり。南側に大きな窓があるわけでもない。そんな理由で内窓は入れていないのですが、正直、後悔しています。知っているか、知らないかで、家の快適さは大きく変わると実感しています。
そのうえで大事になるのが、「太陽に素直な設計」です。
ただ、景色を楽しむために東や西に大きな窓を設けることもあります。特に注意したいのが西日です。よしずやすだれが、ご自宅やご実家にかかっているのを見たことがありませんか? 西日の対策をしているかどうかで、夏の快適さはまったく変わります。
今回いちばんお伝えしたいのは、日射取得よりも、まず断熱性能ということ。目安は、UA値0.46以下です。
もちろん、昔の家をリフォームする場合は、UA値0.6程度でも今までよりずっと快適になり、ヒートショックなどのリスクも減らせます。やらないより、やった方が断然いいです。一方で、新築の高性能住宅では、UA値0.3や0.2といった家も当たり前になりつつあります。

インフレで、いろいろなものの値段が上がり、家づくりも本当に高くなりました。だからこそ、「自分がお客さんだったら、何が必要で、どんなことに不安を感じるだろう」と考えるようにしています。子育てをしていると、子どもがいなかった頃にはなかった悩みも出てきます。そんなことを考えながら、この音声は会社の中を歩きながら撮りました。
Q. 南に大きな窓をつければ断熱は弱くても大丈夫ですか?
A. 日中は暖かくても、断熱が弱いと熱をため込めず夜には逃げてしまいます。まず断熱性能を確保することが大切です。
Q. UA値0.46とはどのくらいの性能ですか?
A. 東京・大阪や愛媛の多くの地域が含まれる6地域で、断熱等級6にあたる水準です。地域によって基準が変わるので確認しましょう。
Q. 今の家のアルミ窓が寒いときはどうすればいいですか?
A. 内窓(二重窓)の追加や、樹脂窓への交換が効果的です。お家の状況に合わせてご提案します。
窓の配置や断熱リフォームで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。ご質問もお待ちしています。