ブログ
こんにちは。愛媛の工務店「ささき建設」の佐々木佳範です。
正直に言うと、この仕事をしていると「断熱や気密が大事なんて、もう当たり前やろ。めっちゃ大事じゃけん、わざわざ言わんでもええやろ」と思ってしまうときがあります。でも、お客さんと話していると、まだまだ知られていないことが本当に多い。私が尊敬する建築士さんや設計事務所さんも、みんな「人が知らないこと」をよく知っています。だから今回も、大学の先生方の調査をもとに、暖かい家が健康寿命や睡眠にどう関わるのかをお伝えします。
この記事でわかること

みんな、高断熱住宅そのものに住みたいわけではありません。
高断熱は、そのための手段です。目的と手段を分けて考えることが、とても大事だと思っています。
慶應義塾大学の伊香賀俊治名誉教授らは、冬に暖かい家に住む人ほど要介護になる時期が遅い傾向があり、暖かい住まいは健康寿命を延ばす効果が期待されると報告しています。冬の脱衣所などが暖かい家と寒い家とでは、健康寿命に約4年の差があったという調査も紹介されています。
4年というと、約1,460日。私はこれを聞いて、こんなふうに置き換えてみました。
そう考えると、ぐっと自分ごとになりませんか。

東京消防庁の管内だけでも、高齢者が住宅などで転倒・転落して救急搬送される人は年間3万人以上います。そして、寒い家に住む人ほど骨折・ねんざ・脱臼が多いという調査があります。
最初にこの話を聞いたとき、「ほんまかな」と僕でも思いました。でも理由を聞くと納得です。
運動の前にストレッチをしないとけがをしやすいのと同じです。転倒をきっかけに歩けなくなり、筋肉が一気に衰えて寝たきりになってしまう高齢の方も少なくありません。
私は5〜6年前から、朝の散歩を続けています。朝日を浴びて、少し寝不足の日でも起きる時間はできるだけ変えない。これが自分には本当によかったので、妻にも「いいよ、やってみたら」と勧めたら、今では妻の習慣にもなりました。75歳を過ぎた父にも、5分でも10分でも外に出て日差しを浴びるだけで、気持ちも体も全然違うと伝えています。
そして、「ちょっと散歩に行こうかな」「体を動かそうかな」と思えるかどうかは、家の中が暖かいかどうかとも関係しているそうです。寒い家だと、布団から出るのもおっくうになりますもんね。
食事・睡眠・運動が大事なのは当たり前。でも、分かっていても続けるのは難しい。僕もそうですし、みんなそうだと思います。
高断熱住宅に住むと、睡眠の質が上がるという調査結果も報告されています。
なお、寝室は冬でも18℃くらいが目安です(WHOも冬の室温18℃以上を勧めています)。
高気密・高断熱の家に住むお客さんの家にうかがうと、「昔の分厚い布団や厚手の部屋着がいらなくなって、捨てました」という声をよく聞きます。モノが減ると収納も少なくて済み、家の面積を有効に使えます。実際に住んでいる方の家を見ていただくと、皆さん納得してくださいます。
最近いただいたご相談にも、こんな声がありました。
どちらも、地震のニュースや私のショート動画をきっかけに連絡をくださいました。皆さん、家そのものではなく大事な家族のことを考えて相談に来られます。

Q. 寝室の温度は何度くらいがいいですか?
A. 冬でも18℃くらいが目安です。WHOも冬の室温を18℃以上にすることを勧めています。
Q. 今の家でも暖かくできますか?
A. 窓の断熱改修や、お風呂・脱衣所の寒さ対策などの断熱リフォームで、家の中の温度差を小さくできます。お気軽にご相談ください。
家族の思い出、親との時間、孫との時間。大事な人との時間は、お金では買えません。でも、家の性能を整えることで、その時間を守ることはできます。忙しい毎日だからこそ、ちょっと立ち止まって考える時間を持ってみてください。
断熱・気密・耐震が「当たり前」の暮らしを、愛媛から広げていきたいと思っています。断熱リフォームや家づくりで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。いいね・コメント・フォローで応援よろしくお願いします。