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こんにちは。愛媛県四国中央市の工務店「ささき建設」の佐々木佳範です。家づくりを考えると、間取りと同じくらい気になるのが住宅ローン。「変動と固定、どちらがいいですか?」という問いに、全てのご家庭に共通する一つの答えはありません。今日は基礎に戻り、比較するときの順番を整理します。
今日の結論:金利・返済額・家計の余裕を、別々に確認してから比べましょう。
私が大切にしたいのは、借りた後の暮らしまで考えることです。今の返済額が家計に収まっていても、教育費や修繕費が増える時期と重なると感じ方は変わります。金利の仕組み、返済額の変わり方、家計の余裕。この3つを、夫婦や家族で同じ資料を見ながら確認してみましょう。
変動金利は、契約のルールに従って借入期間中の金利が見直されます。全期間固定は、返済終了までの金利条件があらかじめ決まるタイプです。一方、固定期間選択型は、選んだ期間が終わると金利条件が見直されます。「10年固定」と「35年ずっと固定」は同じではありません。商品名に固定と書かれているだけで判断せず、いつまで、何が固定されるかを確認しましょう。
変動金利は当初の金利が全期間固定より低い場合が多いものの、商品や時期、優遇条件で異なります。また、金利が変わったときに毎月の返済額もすぐ変わるとは限りません。元利均等返済の一部には5年ルールや125%ルールがありますが、採用しない商品もあります。返済額が据え置かれても、利息と元金の内訳が変わることがあります。ルールは利息や総返済額を抑える保証ではありません。
全期間固定は、市場金利が上がったときの借入金利の変動を避け、計画を立てやすい点が特徴です。ただし、当初の金利引下げが終わる時期や段階金利、元金均等返済、ボーナス返済など、契約・返済方式によって支払額が変わる場合があります。契約時点で決まる条件と、市場金利による変動を区別し、返済予定表の全期間を見てください。
収録では、手元資金や所得に余裕がある世帯は変動金利を検討しやすい、とお話ししました。記事ではさらに、家計の支出、借入額、返済期間、収入の安定性を一緒に確認したいと思います。所得が高くても毎月の支出が大きければ、金利上昇への余裕が十分とは限りません。全期間固定も、余裕がない人だけの選択肢ではなく、見通しの立てやすさを重視するために選べます。
金利の先行きは断定できません。私は、希望どおりにならなかった場合も考えておくことが大切だと思っています。借換えにはその時点の審査や費用があり、必ず希望条件で実行できるとは限りません。金融機関に、金利が上昇した場合の複数の返済シナリオを作ってもらい、教育費などが重なる時期も含めて見てみましょう。AIの計算は補助として使い、条件と結果は金融機関の資料でも確認してください。
金利を当てることより、変化があっても暮らしを続けられるか。愛媛で家づくりを考える皆さんにも、その順番を大切にしてほしいと思います。
将来の金利や商品条件によるため、借入時点では保証できません。手数料や保障内容も含め、同じ借入額・期間で比較しましょう。
全ての商品にあるわけではなく、利息や総返済額の上限でもありません。元金の減り方、未払利息の扱いなども商品説明書で確認しましょう。
違います。固定期間選択型は選択期間の終了後に金利条件が変わる可能性があります。終了後の優遇幅と返済額も確認してください。
一般的な情報であり、特定の金融商品や投資の推奨、融資可否・返済能力の保証ではありません。最新の商品説明書と返済予定表を金融機関で確認し、必要に応じ専門家へ相談してください。
詳しい音声はこちら:
https://stand.fm/episodes/6ab66934e392d6da64dbb942
確認日:2026年9月25日。現在の適用金利や将来の金利を示す記事ではありません。
この記事を書いた人:佐々木佳範|ささき建設代表。愛媛で住宅の設計・施工に携わり、住まいと暮らしについて発信しています。