ブログ
こんにちは。愛媛の工務店「ささき建設」の佐々木佳範です。3歳の息子は、少し前まで赤ちゃんだったことが信じられないほど、おしゃべりも行動もたくましくなりました。「僕がやるよ」と言う姿にうれしくなる一方で、建築士として家を見る視点も変わってきました。
子どものできることが増えたら、家の安全も見直しましょう。
子どもが成長すれば、手が届く場所、登れる場所、自分で開けられるものが変わります。家を建てたときに一度確認して終わりではなく、「今、何ができるようになったか」をきっかけに住まいを見直したい。今回、息子から学んだのはこのことです。
収録では赤ちゃんの頃と今の違いを話していますが、0歳の危険が少ないという意味ではありません。乳児でも窒息やベッドからの転落への注意が必要です。年齢だけで危険を区切らず、寝返り、移動、登る動きなど、その子の行動に合わせて考えます。3歳になったら初めて対策する、ということでもありません。

窓の近くのソファや、ベランダの椅子・プランターは、足がかりになることがあります。子どもが移動させる物も含めて確認したいところです。網戸は転落を防ぐための柵ではありません。手すりの縦横の向きだけで判断せず、登りやすい横材、隙間、周辺の物、傷みまで一緒に見ます。見た目のデザインに加えて、実際にどう使われるかを考えるのが設計者の仕事だと思っています。
窓に補助錠を付けることも、家づくりの打ち合わせで伝えたい選択肢です。消費者庁は子どもの手の届かない位置への設置を案内しています。ただし、どの窓にも同じものを付ければよいわけではありません。窓との適合、日常の施錠、避難時の扱いなどを施工者と確認します。設備だけに任せず、小さな子どもだけを残さないことなど、日々の見守りも合わせて考えます。

床やおもちゃに触れ、口に入れることもある小さな子ども。その姿を見ていると、掃除のしやすさ、材料の使い方、室内の換気にも目が向きます。収録では弊社で扱う空気清浄設備についても触れていますが、効果は機種、施工条件、運転、フィルターの管理などに左右されます。特定の設備がすべての健康問題を解決する、と考えないことも大切です。
住まいの選択肢は新築だけではありません。今の住まいを直して、性能や使い勝手を整えるリノベーションもあります。予算、建物の状態、住み続けたい期間、家族の変化を並べて考えたいと思っています。将来の金利や資材価格を言い当てるのではなく、変化があっても無理のない計画にすることが大切です。
息子には、私や妻だけでなく、いろいろな大人と話し、さまざまな経験に触れてほしいと思っています。先日は大阪にも一緒に出かけました。今の息子に「1歳に戻って」と言っても戻れません。仕事も学びも続けながら、目の前の親子の時間を大切にしたい。息子と同じように、いろいろなことに挑戦するパパでありたいと思います。
お子さんの成長を、住まいの点検のきっかけにしてみませんか。
乳児期から必要です。年齢だけで線引きせず、できる動作や届く場所が変わったときに見直します。
縦格子というだけでは判断できません。隙間や足がかり、周辺の家具、設備の状態なども含めて確認します。
不要にはなりません。窓に適合する設備と適切な施錠に、環境整備や見守りを組み合わせます。
【収録内容への補足】0歳でも窒息やベッドからの転落などの危険があり、「危険が少ない」という意味ではありません。窓・ベランダ対策は3歳だけでなく必要です。縦格子や補助錠だけで安全が保証されるわけではなく、足がかり・隙間・設備の状態・見守りを合わせて確認してください。電磁波対策や空気清浄設備の健康効果を本稿で保証するものではありません。将来の金利・資材価格・寿命については話者の見方や仮定であり、確定した予測ではありません。
詳しい音声はこちら:
https://stand.fm/episodes/6ab35106d29a15eb29d1bb3a
資料確認:2026年9月23日
この記事を書いた人:佐々木佳範|ささき建設代表。愛媛で住宅の設計・施工に携わり、暮らしと家づくりについて発信しています。