シロアリはどこから来る?地面からと空からの違いを家づくりで考える ブログ

シロアリはどこから来る?地面からと空からの違いを家づくりで考える

 

 

結論:シロアリは地面から来るタイプだけではありません。地下から蟻道をつくるタイプと、飛来して乾いた木材へ直接入り込むタイプがいるため、確認する場所を分けて考えることが大切です。

 

 

シロアリの痕跡はリフォーム現場で見つかることがある

リフォームやリノベーションでは、水回りの木部が傷んでいるケースがあります。床下や基礎の表面に、土で固めたような蟻道が見つかることもあります。

ただし、見た目だけで原因や被害範囲を断定することはできません。蟻道、木部の状態、水分、換気などを専門家に確認してもらうことが大切です。

 

地面から来る地下性のシロアリ

ヤマトシロアリやイエシロアリは、土中や湿った環境と関係が深い種類です。土などを使って蟻道をつくり、その中を移動して木材へ到達することがあります。

対策の基本は、土と木部を近づけないことです。ウッドデッキなどを土に近い状態で設置すると、確認しにくい場所に侵入経路ができることがあります。土間コンクリートがあっても、ひび割れや隙間があれば点検が必要です。

 

空から来る乾材シロアリ

アメリカカンザイシロアリのように、乾いた木材を加害し、飛来した個体が木材へ直接入り込むタイプもいます。

地下性のシロアリとは侵入経路が異なるため、床下だけを見れば十分とは限りません。ウッドデッキや外構材など、屋外の木材も含めて状態を確認する視点が必要です。

地域によって発生状況は異なります。インスペクションもしておりますのでお気軽にご相談ください。

 

家づくりで確認したい4項目

  1. 土と木部が近づきすぎていないか
  2. 床下や基礎に蟻道、ひび割れ、水分のたまりがないか
  3. ウッドデッキ・外構材を点検できる納まりになっているか
  4. 防蟻・保存処理の範囲と、点検・保証の条件を確認できるか

まとめ

シロアリはひとくくりにできません。地面から蟻道をつくるタイプもいれば、飛来して乾いた木材へ直接入るタイプもいます。

「地面から」と「空から」の違いを知っておくと、床下だけでなく、外壁まわり・ウッドデッキ・外構材まで点検する必要性が見えてきます。


詳しい音声はこちら:
https://stand.fm/episodes/6a9cc177a53f1b09cc506207

この記事を書いた人

佐々木佳範。愛媛県四国中央市の工務店「ささき建設」代表。

地域の気候や暮らしに合った家づくりを、設計・施工・維持管理の視点から発信しています。

 

参考資料

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